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個展『Rock Kingdom 2』のご案内

2012/05/10 22:39

 

 

2010年7月の初個展『Rock Kingdom (ロックンロールの王国展)』のパート2を開催いたします。
場所は新宿ゴールデン街のギャラリーカフェバー “COLORS”です。ここでの個展は今回で5回目になります。
展示作品は、2月に浅草で開催した『Rock Alive』に新作を加えた内容です。浅草で見逃した方、もう一度観たい方、ぜひご来店くださいませ。

場所:新宿ゴールデン街 ギャラリーカフェバー “COLORS”
新宿区歌舞伎町1-1-9 G2通り
電話:03-3207-1338
期間:5月20日(日)〜6月2日(土)期間中無休 
営業時間:午後7時〜午前2時

※カフェバーですのでご来店の際はチャージ700円+飲食500円〜をお願いしておりますのでご了承ください。
なお、私は会期中毎日常駐しておりませんので、あらかじめご来店の日時をご連絡いただければ幸いです。

それでは皆様のご来店を心よりお待ち申し上げます。。。。

“COLORS”はゴールデン街のG2通り、居酒屋「どんがらがっしゃん」の隣の狭い階段を上った2階にあります。

 

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「波の伊八」と「冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏」

2012/05/08 23:56

 

一ヶ月程前、あるグラフィックデザイナーさんから一通のメールをいただいた。
その内容は、デザインテーマを「福島県/震災からの復興」としたポスターデザインのコンペティションに、私の『希望の道』をモチーフにした作品を制作して参加したいとのことであった。丁寧な文面であったし、デザインテーマに私としても意気に感じ、そして恐らく私の作品を高く評価してくれてのことだと判断し絵の使用を承諾した次第であった。
このような依頼は私にとって実に光栄なことなのである。

最近テレビで美術関係の番組が増えてきたように思う。中には軽薄なものもあるが、まあ喜ばしいことである。
先日も民放が制作した葛飾北斎の特集番組を観た。バラエティーに近い内容で、酒を飲みながら見るにはちょうど良かった(笑)。さて、番組の最後に「冨嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」が紹介された。そしてゲストのひとり某大女優のひと言、「この波の瞬間をとらえた北斎の眼は凄い!」。


一般的にあまり知られていないが、「神奈川沖浪裏」には元になった作がある。宮彫師「波の伊八」が彫った欄間彫刻「波」である。


これは千葉県いすみ市にある天台宗寺院「行元寺(ぎょうがんじ)」に今も残る欄間彫刻で、予約すれば見学できる。三年前にサイクリングでこの近くの太東埼灯台まで行ったことがあって、知っていれば立ち寄ったのにと悔やんでいる(笑)。
さて、波を彫らせたら天下一と言われた武志伊八郎信由が行元寺の欄間に「波」を彫ったのは文化六年(1809年)、北斎が「冨嶽三十六景」の制作に取り掛かったのはその14年後の文政六年(1823年)である。
北斎が伊八の「波」にインスパイアされて「神奈川沖浪裏」のモチーフにしたことは間違いないが、その過程には諸説ある。
行元寺のほど近くに「飯縄寺(はんじょうじ・通称いづな寺)」があり、本堂の天井画は北斎の師匠である三代堤等琳(つつみとうりん)の作で、師匠の絵を観るためにこの地を訪れた北斎が行元寺の「波」も観たという説。ちなみに飯縄寺にも伊八の素晴らしい欄間彫刻「波と龍」が残っていて、波の細部の表現は行元寺の「波」より「神奈川沖浪裏」に近い。
行元寺には五楽院等随(ごらくいんとうずい)という絵師が描いた戸襖絵がある。等随は三代堤等琳の弟子で、すなわち北斎の兄弟弟子である。そして行元寺の戸襖絵を描いたまさにその時に伊八が「波」を彫っていたのである。つまり、北斎は等随から伊八の「波」を伝えられたという説。江戸へ戻った等随が、「おい北斎よぉ すげえもん見てきたぜ」と伊八の「波」のスケッチを見せたのかもだ…。

さて、伊八の「波」と「神奈川沖浪裏」があまりにも似ているために、「なぁんだ 北斎はパクッたんじゃないかよ」と短絡的に言う人も多いであろう。テレビ番組で感嘆の声をあげていた大女優も、「がっかりだわぁ」と言うかも知れない。しかしながら、私としては北斎は誰に何を言われようが、伊八の「波」を「神奈川沖浪裏」として描かなければ気が済まなかったのだと思うのである。
ひとつには、伊八の「波」を観た北斎の感銘度が尋常ではなかったのではということ。またひとつには、伊八へのオマージュとして「波」を広く世間に知らしめ遺したかったのではないだろうか。寺にひっそりと残る大傑作を多くの人々に紹介するには「冨嶽三十六景」は絶好の企画であったはずである。

私も「これしかありえない」と、いにしえの名作をモチーフとする場合がある。例えばジャニス・ジョプリンの肖像画「Venus of Blues」を描いた時に、背景描写にはダ・ヴィンチの「モナリザ」しか考えられなかった。作品のテーマをとことん掘り下げて行った末の直感としか言いようがないのであるが、そのような作品に対し、「なんだ オリジナリティがないな ガッカリだよ」と面と向かって言う者もいたが、そういう低次元での創作行為ではないのである。創作者のオリジナリティとは、なにも技術的なものだけではない。あの大女優の言葉を借りるなら、「伊八の波を見逃さなかった北斎の眼は凄い!」と言いたいのである。

言うまでもないが、「神奈川沖浪裏」は北斎の代表作となり、ヨーロッパにおいて印象派の画家たちを驚嘆させ、近代美術の発展に大いに貢献した。作品こそ北斎単独のものであるが、元には伊八の「波」があり、さらに様々な江戸の文化・風俗が絡み合った日本芸術が世界に衝撃を与えたと考えると、実に痛快で誇らしいのであります。。。。

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作品『新緑美人図』

2012/04/26 21:56

 

水彩・A4(20×27cm)


facebookで友達になったイタリアはナポリ在住の女性が今日誕生日とのことで、何かプレゼントしようと思いこの絵を描いて彼女のウォールにアップしました。
元にした写真は、いかにもイタリア女性らしいセクシーなものだったのですが、親日家の彼女に喜んでもらおうと上村松園的な美人画にしてみました。喜んでもらえたかは今のところ分かりませんが(笑)。。。。

 

PS. 彼女から以下のコメントをいただきました♪。

「It is an honor for me!!! it is wonderful!!!! I save it on my pc! 」

 

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愛宕神社の風流な亀

2012/04/14 00:54

 

 

昨日(12日)、用事があって新橋へ。
初夏のような陽気でしたね。外国人はTシャツで闊歩していました(笑)。用事が済んで、帰るにはあまりにももったいなかったので愛宕神社へ。
ちょうど昼休み、サラリーマンやOLでいっぱいでした。ハラハラと散る桜の花びらを弁当を広げながら、あるいはタバコを吸いながら皆さん楽しんでいましたねえ。
で、管理職と思わしき方々は自慢の高級デジカメで桜の木をパチリチリ。おそらく同じような写真が今日のFBやブログを賑わせていたことでしょう(笑)。
人と違う視線で風景を見てしまう私は、愛宕神社の池で日向ぼっこしながら散りゆく桜を眺める亀さんに目を奪われたのであります。甲羅に花びらが二片…なんとも風流ではあ〜りませんか。。。。

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「十四代 本丸 秘伝玉返し」を飲む!

2012/04/11 23:19

 

 

こりゃ旨すぎる!!!。
先月の私の誕生日に長男から贈られた幻の名酒です。冷蔵庫で冷やして、孫娘が産まれた時に初めて飲みました。こりゃもう別世界の味ですぅ!。フルーティーな味わいは絶品ですが、飲む程に夢心地になって…寝付きも良くて…実際に見る夢も素敵で…寝起きもスッキリ♪。
一人で飲むのは本当にもったいないけれど、こんなアトリエ兼寝床に招待できる客もおらず、もう半分飲んじまった〜い(笑)。
それにしても、持つべきは倅だなぁ
…感謝感謝。。。。

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娘が次女を出産♪

2012/04/07 20:50

 

『莉那(りな)誕生』水彩・A4(20×27cm)


4月3日、予定日より9日早く娘(26)が3580gの女児を出産しました。
一昨年の11月23日に長女を出産したばかり。2度目のお産は楽だったようです。
お陰様で母子ともに元気でした。

初孫の茉那(まな)の時と同じく、産まれたばかりの孫娘と娘の姿を水彩画に残しました。以前にも増して赤ん坊を抱く娘の手が逞しくなっていることが印象的で、絵でもその手が思わず強調されたのであります。
背景には、4月3日の誕生花「ゼラニウム」を施しました。ゼラニウムの花言葉は「育ちのよさ、真の友情、愛情など」。欧米では「魔除け」の意味だそうです。

茉那の時の絵と比べてみると、娘と私自身の心境の違いがよく表れています。初産の達成感と幸福に満ちた娘の表情、そして私の心の高揚が前の作品には如実に表れています。今回の莉那の絵には、母親たる娘の逞しさと、着々と円満な家庭を築いている娘への私の安堵感が表れていると思います。

まあとにかく、絵を描き終えて今年一番の旨い酒を飲んだのであります。。。。

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若い頃に描いた「ピンク・レディー」の絵

2012/04/03 00:31

 

『Pink Lady』 ボールペン、万年筆、墨・11×15cm


春めいてくると押し入れの整理をしたくなる私です(笑)。
で、古いスケッチブックを発見。高校生の頃から20代前半まで使っていたスケッチブック…。ほとんどが公開出来ない若き欲望と野望の殴り描きばかりで、ひとり赤面してしまいました(笑)。
その中にあって、あの頃大好きだったピンク・レディーを描いたイラストに目が留まりました。おそらく高校三年生頃の作品。ん〜、なかなかの出来です。あえて目を描かずに二人の個性的な表情を表現する発想はどこからきたものなのか…。
35年程前の自分の作品に刺激される私なのでありました。

ちなみに、あの頃は絶対的ミーちゃん派でしたが、40代になって以降は俄然ケイちゃんが好きになったのであります。。。。

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エリザベス・テイラーの一周忌

2012/03/23 02:31

 

『Liz』 水彩・F3(22×27.3cm)


今日(23日)は完全無欠の美女、エリザベス・テイラーの一周忌であります。
過去画の再アップですが、皆さんにリズを偲んでいただきたく。。。。

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松下奈緒がいい!

2012/03/20 00:52

 

日曜日の楽しみが一気に終わってしまいました。
それはテレビドラマ、『運命の人』と『早海さんと呼ばれる日』。
同時刻に放送されていたので『運命の人』は録画して後でジックリ見ることに、『早海さんと…』は酒を飲みながら見ておりました。
恐らく、『早海さんと…』を見て毎回泣いていたのは私だけでしょう(笑)。経験上、なんだかズキッとくるエピソードばかり…。船越英一郎が演じる父親が私そのものに思えて(笑)。
それにしても、松下奈緒は相変わらず良かったですねえ♪。今私が一番好きな女優かもです。
以前に彼女を描いた私の水彩画をご覧下さいませ。。。。

『ゲゲゲの女房』水彩・F3(22×27.3cm)

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礫川浮世絵美術館の『凱風快晴』に感嘆する

2012/03/15 21:53

 

「…館長のお話を聞く」「…また勉強する」に続く礫川(こいしかわ)浮世絵美術館関連記事の第三回。

 

「2012年新春浮世絵名品展・後期」で葛飾北斎の冨嶽三十六景『凱風快晴』を心ゆくまで鑑賞した。

(礫川浮世絵美術館で購入した絵葉書)


見れば見る程、北斎の創作意図がひしひしと伝わってきた。
間近で鑑賞した時に主に感心した点は、富士の輪郭を驚くほどの細く黒い線で描いていることだ。これは富士を立体的に表す絶妙な線であると思う。これ以上太ければ背景と富士が分断され逆効果になってしまうであろう。
そして、絵から徐々に離れてゆくと、富士の中腹にサーッと光が差してくる。これは驚きであった。一見文様的にデフォルメされたかのような背景の雲も、この光の差し具合を考え抜いた表現であることが分かる。しかも、左から右へと雲が流れてゆく錯覚すら覚えた。
『凱風快晴』は、夏の夜明けに朝日を浴びて浮かび上がる富士を描いた作であるが、まさに裾野から山頂へと日の光が昇ってゆく壮大なパノラマが展開されていた。これは、初摺りに近い作ならではの感動である。後摺りのベタ「赤富士」では絶対に味わうことが出来ない。

さて、帰宅して『凱風快晴』のことを更に調べてみることに。まずは、一冊だけ持っている北斎の画集、集英社発行の「浮世絵大系・北斎」をあらためて見ることに。この画集に載っている『凱風快晴』は、礫川浮世絵美術館の作とおそらく摺った回が同じと思われた。私が注目した富士の輪郭線と中腹の明るさが一緒である。
解説には「収蔵・高橋コレクション」とある。高橋コレクションとは、経済学者の高橋誠一郎が収集した浮世絵のことである。高橋誠一郎は慶應義塾大学名誉教授にして吉田内閣で文部大臣、その後東京国立博物館館長、日本芸術院院長を歴任した人物で、芸術にも造詣が深く浮世絵の収集・研究の第一人者であった。私が持っている画集も、総監修は高橋誠一郎である。よって、この画集に載っている『凱風快晴』と礫川浮世絵美術館の『凱風快晴』は優れた作であると言わざるを得ないのである。

では、国内外の美術関連施設に収蔵されている『凱風快晴』はどのような作なのであろうかとネットで検索してみた。なにせ一万枚は摺られたと言われる『凱風快晴』なので様々な作があるだろう。
私は浮世絵研究家ではないので軽はずみなことは言えないが、PCの画面上とはいえ礫川浮世絵美術館の作とは明らかに印象が違う作が驚く程多い。東京の有名施設や北斎を冠にした地方施設には、いわゆる立体感のない「赤富士」が堂々と展示されているようだ。
最も驚いたのは、山口県と山梨県の某施設に収蔵されている作である。私が礫川浮世絵美術館で驚嘆した富士の輪郭線が「白く太い」のである。これはどういう訳なのか…。
経済的余裕があれば、各地を巡って実物を鑑賞し考察してみたいものである。

ネット検索中、面白いブログに辿り着いた。毎日のようにTVで目にする某ジャーナリストの、「赤富士に感嘆」と題した記事。四年程前に東京の施設で催された北斎の展覧会を観ての感想を書いていたのであるが、フランス国立図書館所蔵の作品に無造作に所蔵印が捺されていたことに「芸術への敬意がそこにはない」と憤っていた。調べてみると確かに大きな印が作品の構図を壊すように捺されていた。
私が想像するに、明治期にフランスへ渡った浮世絵の中に日本の収蔵家の印が捺されたものが多くあり、フランス国立図書館もそれを真似て捺してしまったのではないだろうか。
礫川浮世絵美術館の『凱風快晴』にも「林忠正」の小印が右下隅に捺されている。


ちょうどシャチハタと同じくらいのこの印は何だろうと、私も不思議に感じた。で、調べてみると明治期の美術商・林忠正収蔵の証であった。林はパリで画商として活躍し、浮世絵の普及と啓蒙活動に尽力した人物で、一級品しか扱っておらず「林忠正」の小印は現在でも作品の価値を保証するものであるそうだ。正真正銘、礫川浮世絵美術館の『凱風快晴』は一級品なのである。

それにしても前述の某ジャーナリスト、『凱風快晴』の芸術性に敬意を払うのであれば「赤富士」などと呼ばないで欲しいですなあ(笑)。。。。

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